富士市の斎場のあれこれ 富士市の公営火葬場「富士市斎場」について
今回は私たちに日々寄せられるご相談の中から、「火葬場についてよく分からない」「そもそもどう利用すればいいの?」というお声をもとに、皆さまと一緒に火葬場の役割やこれからについて考えてみたいと思います。
火葬場へ行く機会はそう多くありません。だからこそ「何も知らずに当日を迎えてしまい、不安だった・・・」というお話を伺うことも少なくありません。
そのような声にお応えする形で、今回は静岡県富士市の公営火葬場「富士市斎場」をテーマに、Q&A形式でお届けします。
斎場に関するQ&A
Q. 富士市斎場とは?
A. 富士市大渕にある公営の斎場です。住所は静岡県富士市大渕2588-1に位置します。
Q. 富士市斎場とはどんなところ?雰囲気は明るい?暗い?
A. 富士市大淵という自然に囲まれたエリアに位置するこの斎場は、富士市が運営する火葬場です。
館内は非常に清潔で照明も明るく、落ち着いた雰囲気に整えられています。
待合室は全6室あり、最大72名に対応しています。もちろん飲食も可能です。
ご遺族の気持ちが少しでも和らぐよう、そしてゆっくりと過ごせるよう配慮された空間となっています。
※住所は静岡県富士市大渕2588-1
Q. お金はどれくらいかかるの?
A. 富士市民であれば、火葬料・霊安室利用料は無料です。これは全国的にも非常に手厚い制度であり、経済的に不安を抱えるご家庭には大きな支えとなります。
市外の方でも火葬料は以下の通りとなり、比較的良心的といえます。
- 大人:36,000 円
- 子ども:27,000 円
霊きゅう車(ご遺体搬送車)も市内なら 4,000 円で利用できます。
Q. 行きやすい場所にあるの?
A. アクセスも便利です。新富士インターからは車で約5分。西富士道路や新東名からも近いため、遠方からの来場もスムーズでしょう。
最寄りの駅はJR身延線「入山瀬駅」でありタクシーで12分程度の距離です。
JR東海道線「富士駅」や、JR東海道新幹線「新富士駅」からはタクシーで15分前後の距離となります。
また近くには、富士総合運動公園や自然豊かな風景が広がっており、心を落ち着かせるにはぴったりの環境といえます。
Q. 火葬場っていつでもすぐに使えるの?
A. ケースバイケースであり、実はここが課題のひとつです。
冬場など死亡件数が増える時期には、火葬の予約が取りづらくなることがあります。
「早く火葬したい」というご遺族のご希望があったとしても、火葬炉や人手の関係で1週間以上待つことになるケースもあるのです。これは富士市に限らず全国で起きている現象です。
そのため今後は、火葬炉の増設や予約システムの改善など中長期的な取り組みが求められてくるでしょう。
Q. 副葬品は何を入れてもよいのでしょうか?
A. 火葬の際に一緒にお棺へ納める「副葬品」にはルールがあります。
富士市斎場では、次のようなものは火葬できません。
- アルコール類
- ライター
- 合成繊維の衣類
- 携帯電話
- 貴金属
など
富士市斎場(富士市ホームページ)
理由としては火葬炉に不具合を起こしてしまったり、お骨が残りにくくなったりするためです。
また、ペースメーカーを装着していた方についても事前の申告が必須です。
私たち葬儀業者も、このような点について事前に丁寧にご説明するようにしています。
Q. 火葬場と聞くと冷たくて暗いイメージがありますが実際は?
A. 「火葬場」と聞くと、冷たい、悲しい、無機質な場所を思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし富士市斎場内には、あたたかみを感じられる場所が併設されています。
たとえば火葬棟と待合棟の間にある日本庭園。葬儀の合間にふと立ち寄ると、心がふっと落ち着くような不思議な静けさがあります。
やすらぎを感じられる空間を併設しているのも、富士市斎場の魅力のひとつだと思います。
富士市斎場は富士市民とともに
斎場は頻繁に利用する場所ではありません。そのため、実際に利用することになると分からないことが多いことでしょう。
もし喪主や施主になったときには、さらに不安になってしまうかもしれません。
でも安心してください。そんなときにも私たち金華堂であれば寄り添い、サポートさせていただきます。少しでも葬儀関係者、参列者の不安を取り除き、安心して故人を送り出せるようするのが私たちの仕事です。