葬儀後の健康保険証の返却と年金の申請
こんにちは。今回は「健康保険証の返却」と「年金の申請」についてお話しします。
これらは、葬儀を担当する中で遺族の方からよくご相談をいただく大切な手続きです。
私たち金華堂では、このようなご相談を 365 日受け付けていますので、気軽にご連絡くださいね。
健康保険証って何?どうして返すの?
健康保険証は医療費の支払いを助けてくれる大事なカードです。しかし人が亡くなった場合、もうその人は医療サービスを使うことはありません。そのため保険証は役所や保険組合に返す必要があります。
もし返さないままだと、保険料の支払いが続いたり、あとでトラブルになることもあります。返却の期限は死亡届を提出したあとできるだけ早く、遅くとも 1 ヶ月以内にするのが一般的です。
富士市の場合は、市役所の国民健康保険課で返却できます。会社員の方の健康保険証は会社を通じて返すことも多いですよ。
年金ってどんなもの?申請はどうするの?
年金は老後の生活を助けてくれるお金ですが、亡くなった場合、家族に「遺族年金」や「葬祭費」というお金が支給されることがあります。
年金には大きく分けて2つ種類があります。
- 国民年金:自営業の方や会社に勤めていない人が加入。市役所が管理しています。
- 厚生年金:会社員や公務員が加入。勤務先の社会保険事務所や日本年金機構が管理してい
- ます。
亡くなった方がどちらの年金に加入していたかによって、申請窓口や必要書類が変わります。
国民年金の方は富士市役所の年金担当窓口へ、厚生年金の方は勤務先か年金事務所に申請しましょう。
申請期限は死亡日から 5 年以内ですが、できるだけ早く行うのがおすすめです。
富士市での手続きのポイント
富士市では健康保険や年金の手続きは主に市役所の「国民健康保険課」や「年金係」で行います。
平日の午前 8 時 30 分~午後 5 時 15 分までの受付で土日祝日は休みです。遠方の親族の方は、手続きに行く日時を間違えないよう気をつけてくださいね。
また富士市の公式サイトには申請に必要な書類や手続きの案内がわかりやすく載っています。役所に行く前にチェックしておくとスムーズです。
また富士市の場合「おくやみ窓口」が設置されています。亡くなられた後に発生するさまざまな手続きをまとめて支援してくれます。
よくある質問 Q&A
Q1:健康保険証はいつ返せばいい?
A:死亡届を出してから 1 ヶ月以内に返しましょう。できるだけ早い方が安心です。
Q2:年金の申請期限が過ぎてしまったら?
A:申請は期限後でも受け付けてもらえますが、支給が遅れたり、もらえなくなる場合も
あります。早めに申請しましょう。
Q3:申請手続きは誰がやってもいい?
A:本人(遺族)がするのが基本ですが、委任状があれば代理の人でも大丈夫です。
Q4:申請に何が必要?
A:死亡診断書や健康保険証、年金手帳、遺族の身分証明書などです。詳しくは窓口に聞
いてみましょう。
注意したいポイントとやってはいけないこと
- 手続きは先延ばしにしない
期限を過ぎると過料(罰金)がかかることも。できるだけ早めに動きましょう。 - 健康保険証を返さない・紛失しない
返却を忘れると後で手続きが複雑になったり、余計な費用がかかることがあります。 - 必要書類を準備せずに役所に行く
何度も足を運ぶことになるので、事前にしっかり確認しましょう。 - 間違った情報で申請しない
虚偽の申請は法律違反になるので、正しい情報で手続きしましょう。
まとめ
葬儀後の健康保険証返却や年金申請は、慣れない手続きで不安なことも多いですよね。ですが期限を守って正しい手続きをすれば、トラブルを防ぐことができます。
富士市では市役所の窓口でしっかりサポートしてくれますし、専門的な相談は社会保険労務士や年金事務所に聞くのが一番安心です。
金華堂ではこうしたご相談を 365 日いつでも受け付けています。気軽に声をかけてくださいね。